語源
嘉麻市の「嘉麻(かま)」は、律令制の行政区画として8世紀に置かれた嘉麻郡に由来する地名です。市勢要覧によれば、「嘉麻」の地名は、明治時代に嘉麻郡と穂波郡の頭文字を取って成立した嘉穂郡よりも古い歴史を持っています。
つまり、現在の市名は「嘉穂」の略ではなく、古代から続く「嘉麻」という地名を受け継いだものです。市の説明では、嘉麻郡は現在の嘉麻市・飯塚市・桂川町にあたる地域に置かれていました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 奈良 | 嘉麻郡 | 律令制の郡名として成立 |
| 明治 | 嘉穂郡 | 嘉麻郡と穂波郡の頭文字を取って成立 |
| 昭和 | 嘉麻市 | 2006年に市制施行 |
地名の特徴
嘉麻市の地名は、古代の行政区画にさかのぼる点が特徴です。福岡県内では、郡名や旧町村名を引き継いだ市名が多く見られますが、嘉麻市はその中でも**「嘉穂」より古い「嘉麻」**を採用している点が印象的です。
また、市域は古代から交通の要衝として人の往来が盛んだった地域で、地名の継承にも長い地域史が反映されています。