語源
松前町の町名は、慶長8年(1603年)に加藤嘉明が正木城から勝山(現在の松山市)へ居城を移し、「松山城」と命名した際、その「松山」の前にあることから「松前(まさき)」と改めた、という説が知られています。
ただし、資料では「他にも諸説あり詳細は不明」とされており、町名の由来は一説に定まっていません。地名としての「松前」は、城下・領域の変遷と結びついた名称と考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 松前 | 松山城の「前」に由来するという説がある |
| 昭和 | 松前町 | 昭和30年3月31日に旧松前町・岡田村・北伊予村が合併 |
地名の特徴
松前町は道後平野の西南部に位置し、松山市の南西に接する地域です。町域には筒井などの小字があり、周辺には開拓や新田に関わる地名も見られます。
また、町内の筒井は「味噌が淵に清水が出ていたので筒井と名付けた」とされ、町名とは別に、地域内の小地名にも土地の様子を反映した命名が残っています。