語源
久万高原町の「久万」は、地域の総称として室町時代から用いられてきた地名です。仁淀川上流域一帯は「久万山(くまやま)」「久万郷(くまごう)」とも呼ばれ、古くから定着していました。
「くま」は、山の奥や山と山にはさまれた土地を表す語とされ、山間地の地形を反映した地名と考えられます。2004年の合併に際しては、旧・久万町が観光PRに用いていた「久万高原」という名称を生かし、「久万」に「高原」を付けて町名が決まりました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 室町 | 久万 | 仁淀川上流域一帯の総称として使用 |
| 室町 | 久万山・久万郷 | 同地域の別称 |
| 昭和 | 久万高原 | 旧・久万町が観光PRに使用 |
| 平成 | 久万高原町 | 2004年の4町村合併で成立 |
地名の特徴
久万高原町は、四国山地に囲まれた山間の高原地帯に位置しており、地名の「久万」もこうした山あいの地形と結びついています。町名に「高原」を加えたことで、地形的特徴と観光イメージの両方を表す名称になっています。
同じく山地・谷地の地形を背景にした地名として、愛媛県内には「久万山」「久万郷」のような関連呼称が見られます。町名は、歴史的な呼称を継承しつつ、現代的な地域イメージを重ねた例といえます。
特産・名物
久万高原町は、標高約800mに広がる冷涼な高原地帯に位置し、「四国の軽井沢」とも呼ばれる豊かな自然と気候が最大の魅力です。この恵まれた環境を活かした特産品や体験型コンテンツが豊富にあります。
【代表的な特産品・名物】
- 久万高原町産トマト: 高原の涼しい気候と大きな寒暖差によって、甘みと酸味のバランスが絶妙な高品質なトマトを育んでいます。果肉がしっかりしており、地元だけでなく全国のファンから支持される人気商品です。
- ブルーベリー・グラノーラ: 農園直送の冷凍大粒ブルーベリーは農薬不使用で栽培され、また、甘酒ともち麦を使用したグルテンフリーのグラノーラなど、健康志向に対応した食品が充実しています。
- 久万高原町産りんごクラフトジン: 地元産の良質なリンゴを原料としたクラフトジンをはじめ、地域資源を活用した加工品やスイーツ(例:手作り餅)も人気を集めています。
- 自然体験・アクティビティ: 石鎚山系の絶景が広がる高原地帯は、澄んだ空気と四季折々の景色を満喫できる場所であり、宿泊施設やトレッキングなどの特別な「体験」そのものが大きな魅力となっています。
これらの食の恵みから、トマトジュースやブルーベリー製品、グラノーラなど、久万高原町の特産品はふるさと納税の返礼品としても幅広く提供されており、地域の魅力を多角的に応援することができます。