語源
「小坂」という地名の語義は、現時点で確認できていません。 町の公式サイトを含め、由来を説明した記述は見あたりませんでした。
分かっているのは、明治22年(1889年)の小坂村成立以前から「小坂」の地名が存在していたこと、つまり古い地名をそのまま村名・町名に継いだものだということです。
「小さな坂」と読み解きたくなりますが、そう述べた資料は確認できていません。また、この町は近代以降小坂鉱山を中心に発展した鉱山町として知られますが、鉱山は文久元年(1861年)の発見であり、地名のほうが先です。 地名が鉱山に由来するわけではありません。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸以前 | 小坂 | 村制以前から存在した地名 |
| 江戸 | 小坂 | 文久元年(1861年)、小坂鉱山が発見される |
| 明治 | 小坂村 | 1889年成立 |
| 大正 | 小坂町 | 1914年、町制施行 |
地名の特徴
小坂町は秋田県北東部、十和田湖の南に位置する山間の町です。明治後期には小坂鉱山の鉱産額が日本一となり、秋田市に次ぐ県下第二の都市として繁栄しました。
「小坂」という表記は全国に多く見られる一般的な地名ですが、それぞれ別個の成り立ちをもつため、他所の例から当地の由来を推し量ることはできません。
特産・名物
小坂町は、神秘的な十和田湖の豊かな自然と、鉱山の歴史が育んだ独自の文化を持つ地域です。その恵みは、多岐にわたる特産品として花開いています。
【主要な特産品】
- 十和田湖ひめます: 十和田湖という清澄な水域で育まれたサケ科の淡水魚です。「ひめ」の名にふさわしい美しい姿が特徴で、特に刺身は脂の乗ったピンク色の身が独特の食感と甘みを持ち、ジューシーな塩焼きも人気があります。
- アカシアはちみつ: 町内に群生するアカシアの花から採取される最高級品です。「蜂蜜の女王」とも呼ばれ、薄い琥珀色でクセがなく、日本人に大変好まれる風味を持っています。
- 十和田湖高原ポーク桃豚: 生まれながらに豚特有の病原菌を持っていないSPF豚(清浄豚)を飼育したブランド豚です。ジューシーさが自慢であり、町の畜産資源として知られています。
- 山ぶどうワイン・菜々の油: 小坂町産の「山ぶどう」は、小坂七滝ワイナリーで原料となるワインのほか、ブドウジュースとしても楽しめます。また、国産菜種から抽出した「菜々の油」も、日常使いできる特産品です。
【その他】 豊かな自然環境を活かした季節限定品や、十和田湖周辺のコーヒー豆など、地域に根差したこだわりの商品が多数あります。