語源
「潟上(かたがみ)」は、古代の地名**「方上」を受け継いだ名である。潟上市の説明によれば、『日本三代実録』元慶2年(878)7月10日の記録に、秋田城下の一村として「方上」が録され**、『和名類聚抄』にも秋田郡を構成する地域として「方上」が記載されている。
この**「方上」の「方」は「潟」を意味する**とされ、八郎潟に面した上手の地——現在の天王町・昭和町・飯田川町にあたる地域——を指すと考えられている。
平成17年(2005)の合併にあたっては、この古い地名を踏まえたうえで、市名の「上」にさらなる発展・向上の願いを込め、「潟上」と定めたと市は説明している。古代の地名の音を継ぎつつ、「方」を「潟」に改めて意味を明示し、「上」に新しい意味を重ねた命名である。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 平安(878) | 方上 | 『日本三代実録』元慶2年7月10日条に秋田城下の一村として見える |
| 平安 | 方上 | 『和名類聚抄』に秋田郡を構成する地域として記載 |
| 平成17年(2005) | 潟上市 | 3月22日、南秋田郡飯田川町・昭和町・天王町が新設合併して発足 |
地名の特徴
潟上市の名は、1100年以上前の文献に現れる地名が、表記を改めて現代の市名によみがえった例である。平成の合併では新造の名や広域地名の借用が多かったなかで、この市は自らの土地を指した最も古い名に戻る道を選んだことになる。
「潟」はもちろん八郎潟を指す。八郎潟は1957年からの干拓で大部分が陸地となり、日本第二の湖はほぼ姿を消した。潟に面した土地であることを名に残す自治体は、潟上市のほか八郎潟町・大潟村などがあり、失われた湖の輪郭を地名の側からたどることができる。
特産・名物
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あきたこまち
潟上市のふるさと納税でも人気の高い特産品で、冷めてももちもちとした食感と甘みがあるのが特徴です。お弁当やおにぎりにも向くことから、定期便を含めて多くの返礼品に選ばれています。 -
紅ズワイガニ
日本海沖で獲れた紅ズワイガニは、潟上市の海の幸を代表する名物です。新鮮なうちに釜茹でして届けられる返礼品もあり、みずみずしい身と、旨みのあるカニ味噌が楽しめます。 -
わかさぎ加工品
潟上市商工会の認証特産品には、「炭火焼カリン子わかさぎ」や「わかさぎ食べ比べセット」があります。湖沼の多い地域らしい水産加工品で、香ばしさや食べ比べの楽しさが魅力です。 -
きねつきもち
秋田県産の「きぬのはだ」を使ったきねつきもちも認証特産品の一つです。白米・古代米・玄米などの種類があり、もち米文化が根付く秋田らしい素朴な味わいが親しまれています。