語源
南区は、名古屋市の南部に位置することから付けられた区名です。名古屋市公式サイトでも、南区は「名古屋市の南部に位置しています」と説明されており、区名は方角を示す「南」に由来すると考えられます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 昭和 | 南区 | 名古屋市の行政区として成立し、南部地域を示す名称として定着 |
地名の特徴
南区は、名古屋市の南端から南部一帯を含む行政区で、区内には新田開発に由来する町名や、古くからの歴史を伝える地名が見られます。たとえば区内の源兵衛町は、源兵衛新田の名称に由来し、さらにその名は大高村の山口源兵衛が1706年に開発したことにちなむとされています。
また、豊のように、住居表示の実施にあたって従来の町名や周辺地名に共通する字を採用した例もあり、南区では歴史的な土地利用や周辺地名とのつながりが、現在の町名に反映されています。
特産・名物
南区には古くから信仰を集める**笠寺観音(笠覆寺)**があり、尾張四観音の一つとして知られています。毎月6のつく日に門前で「六の市」が開かれ、門前町には老舗のうどん店やうなぎ屋など地域に根付いた飲食店が点在しています。
南区は歴史的に海産業が盛んな地域で、中世から製塩業が行われ、明治時代には海苔や魚の養殖が盛んとなり、一時は全国有数の愛知海苔の産地となりました。しかし1959年の伊勢湾台風により海産業は大きな打撃を受け、その後は鉄鋼・金属・機械などの工業地帯へと転換しました。現在も中小の町工場と住宅地・商業地が混在する下町的な雰囲気が残っています。
名古屋市のふるさと納税返礼品では、味噌カツや手羽先をはじめとする名古屋めし関連品や、愛知県産食材を使った加工品が人気です。